【ポケカ】ナンジャモ騒動まとめ【炎上】




ナンジャモ騒動勃発

2023年4月14日、ポケモンカードの新弾「クレイバースト」が発売され、その中に封入されている大人気キャラカード「ナンジャモ」を巡り、各地販売店で騒動が勃発し、規模によっては警察も動員される事態に発展しました。

ポケモンに特に触れていない方からしたら、「なんでただのカードで騒動が?」となると思われますので、この記事で何が起こったのか、なぜ起こったのかを簡潔に記載してみたいと思います。

※過去にナンジャモ騒動の一端を記事にしております。そちらも御覧いただけると嬉しいです!
【悲報】ナンジャモさん、彼氏バレ炎上でカード価格暴落中【ポケカ】

ナンジャモって何者ナンジャ?


世間を賑わせたナンジャモ氏ですが、彼女は任天堂Switchから発売されているゲーム「ポケットモンスター スカーレット/バイオレット」に登場する、電気タイプのジムリーダーです。
ジムリーダーという要所に就きながら、「ドンナモンジャTV」を発信している「大人気配信者」であるという設定などがユーザーに受け、ネット上での二次創作で爆発的な人気を博したキャラクターになります。
公式の簡単なキャラ設定を元に色々と勝手に肉付けされるというこの人気の出方は、登場当初の「初音ミク」の人気の出方と同じルートだと考えております。

立ち振る舞いや頭に付けてるコイルが可愛く、個人的にもまあ人気出るのはわかるというキャラではあります。

ちなみに、、、ナンジャモの年齢は公式から発表されていませんが、「何年も前から動画配信をしている」ことが言及されており、実はそこそこ年齢いってる説が有力です。
ネット上では30代後半であるという意見が散見されます。一番美味しい年齢ですね。

クレイバースト販売前 ~フラゲ勢の熱い夜~

そんなナンジャモですが、ポケモンカード新弾「クレイバースト」に封入されることは公式から事前に発表されており、ポケカユーザーは勿論、今までカードはやっていなかったゲーム勢や、カードコレクター達、更には転売ヤーの皆様も注目しており、昨今のポケカ人気状況から、何か事件が起こる可能性は十分あると事前から言われ続けていました。

この騒動の火蓋を切ったのはフラゲ転売屋
発売日の3日前である4月11日、フリマアプリ「メルカリ」にて、ナンジャモのSAR(ポケカの最高レアリティ)が出品されます。お値段、なんと750,000円

この出品はその日の内に削除されてしまいますが、Twitterなどで大いに拡散されたこと、過去の大人気キャラ「リーリエ」のカードが100万円を超える金額で取引されていることから、カード購入予定者たちの注目の炎はピークに達します。

ちなみに、公式販売前のフラゲ出品はこの後も度々行われており、販売前の段階では約350,000円程での取引が成立しているのが散見されました。

クレイバースト、いざ販売開始!人がゴミのようになってしまう

そんなナンジャモへの期待と注目が高まりまくった4月14日、遂に新弾クレイバーストが販売開始されます。
主な販売方法は、各店舗で事前の抽選を受け、前持った予約をした人だけが買える方式であったのですが、ヨドバシカメラなど一部の店舗では先着順による販売を行い、その阿鼻叫喚の様子がTwitterで拡散されます。

開店時の並び順販売のため、深夜から子供を使って並ばせる親、待機列内で勃発する喧嘩、開店後のカード争奪レース・・・
デジタル化のすすむ令和時代の映像とは思えない惨状ですね。
こういったリアルポケカ争奪戦が各地で発生してしまい、酷いところでは警察が出張し、整備や沈静化を行ったとのことです。

ポケカ公式より、誠にごめんなさい発令

こういった騒動を受け、ポケモンカードの公式サイトより、謝罪文と増産宣言が発表されました。


要するに、以前より指摘されていた「品薄状況」の改善が、遂に公式より発表された形になります。
個人的にはこの状況は公式だけが悪い訳ではないと考えておりますが、本来のプレイヤーやポケモン好きな子供たちが、買いたいときにフラっと買えるような状況になるといいですね!

ナンジャモゲット!よし30万円で売るぞ!!!…あれ?

その後、無事クレイバーストを手に入れた方々が続々とナンジャモを当て、フリマアプリの出品や、店舗買取に持ち込まれます。

販売後、当初は300,000円前後の価格帯で推移していたナンジャモですが、怒涛の売り注文増加にフリマ相場が付いていけず、時間を追うごとに平均購入価格が下落していきます
その時の様子はこの記事でも書きましたが、販売直後はナンジャモに限らず未開封BOXや各封入カードの出品が相次いで増加しまくっており、いかに今回の新弾が既存のプレイヤーやコレクターが購入できず、転売ヤーの手に渡っていたのかを物語っていると思います。
加えて上記した公式からの「量産宣言」があり、資金回しでポケカを集めていた勢の売りも一斉に入ったのではないかと考えております。

時間を追うごとに価格が下落していくナンジャモ。結果、朝には300,000円程で取引されていたナンジャモSARですが、翌日には150,000円を割る出品が散見される状況になっておりました。
何十万単位のモノが一日で半額以下になってしまうとは…なんか仮想通貨を見ているみたいですね。ビットコイン…うっ…頭が…

ナンジャモ騒動を経て

今回のナンジャモ騒動ですが、ナンジャモというキャラへの期待値の高さ「ポケカ投資家」と自称する人が出現するようなポケモンカードの市場価値の現状公式や販売店舗の対応フリマサイトの不透明性現在の日本の不況など、様々な要因が絡み合って発生してしまった騒動だと考えております。
更にはこのナンジャモ、カード自体の効果も非常に強く、どんなデッキにも採用されうるポテンシャルがあることも要因となり、今まではBOX購入はスルーしてきたプレイヤー層も争奪戦に参加せざるを得なかったことも大きいと思っております。

この騒動を経て、フリマアプリ等のポケカ相場は一時下がりはしましたが、現在は再び安定しているように見えます。
今後の公式の量産がどの程度なのかわからないので何とも言えませんが、意味わからないくらい量産されて、好きなカードを数千円単位でコレクションできるレベルにまでなると良いですね。

ナンジャモのみならず、昨今のポケカにおける騒動や市場価値に関して、個人的には公式が悪い訳ではないと思いますが、公式はプレイヤーを今以上に大切にしてほしいとは思います。
市場価値が爆発すると転売屋が大量参入してきて、プレイヤーは買えず引退をする。その後量産すると転売屋は標的を変えていなくなりますが、旧プレイヤーも他界隈で遊び始めており、結果誰もいなくなってしまう、といった悲しい結末にはならないでほしいところです。

とは言ってもフリマアプリがあり、ルールやマナーを守らない一部のバイヤーも居る現状、公式的にどう動くのが正しいのかは難しいところではあると思いますがね…。




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